氷食症や異食症:たくさん食べる人は鉄分不足の可能性が!

冷たい飲み物を飲んで氷までガリガリ食べている。おそらく鉄分不足です。

これは氷食症や異食症と言われるもので、鉄欠乏鉄分不足の人にしばしば見られます。
鉄欠乏性鉄分不足になると舌が赤く平らになってきます。医学用語では舌乳頭萎縮というのですが、下のつぶつぶが壊れてしまうのて、赤くなるのです。
そのため、味覚がおかしくなり、無性に氷が食べたくなったり、中には土を食べる人もいます。

 

味覚が壊れる。冷たさが気持ちがいいと感じる【氷食症や異食症】

また、舌が炎症を起こした状態なので、冷たいものを口に入れると、気持ちがいいから、舌を冷やすために氷を食べるのだ、という説もあります。
強迫神経症の1種だと言う説もありますが、もしそうなら、必要以上の過度の手洗いなどの症状もあるはずです。

冬に氷を食べることは誰でも時にはあるかもしれませんが、日常的に製氷皿1~2杯の氷を食べてしまいます。
そのため、鉄分の腸管での吸収が悪くなり、よけいに鉄分不足を招いていて、悪循環に陥っている、と言っている学者もいますが、氷食症の実際の原因はまだよくわかっていません。

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氷食症や異食症・鉄分不足の原因は??

  1. 偏食
  2. 成長期や妊娠中
  3. 授乳中で血液の必要量が増えた
  4. 手術後などで出血したため、
  5. 子宮筋腫や消化性潰瘍などで体内のどこかに出血がある

場合などがあげられます。
女性の場合は過多月経に注意が必要です。

 

鉄分不足の症状は?

  1. 疲れやすい
  2. 頭痛
  3. 息切れ
  4. 動悸
  5. めまい
  6. 口内炎ができやすい
  7. 舌炎で舌がピリピリする
  8. 舌が赤く平らになっている
  9. 爪の真ん中がへこむ(スプーン爪)
  10. 爪がもろく割れやすくなる
  11. 目の結膜が白くなる

などです。

これらの症状や氷をやたら食べるといった症状がある場合は、内科を受診しましょう。

血液検査をすると、鉄分不足かどうかはすぐにわかります。