鉄分不足予防に大切なこと【ヘモグロビンをふやす食生活】

身体がだるい、疲れやすい、階段を登ると動悸がする、動きたいのに動けない等、これらは鉄分不足の症状によく現れます。鉄分不足とは、血液が薄くなった状態です。身体の隅々まで、酸素を運ぶために必要なのが血液中の赤血球です。赤血球のヘモグロビンが不足し、体内に酸素を十分に行き渡らせなくなったことです。それにより倦怠感、疲れの症状が起きるのです。脳鉄分不足や低血圧は、鉄分不足と混同されがちですが、医学的には鉄分不足とは原因が異なります。
ここでは、最も多い鉄欠乏性鉄分不足、へモグロビンの合成に不可欠な鉄が不足し、合成が十分行われない状態、に焦点をあててみましょう。

原因として
1、食生活 偏食など栄養バランスの悪い食事やダイエットで、鉄摂取量が不足する。
2、出血 胃や十二指腸潰瘍、痔」、子宮筋腫、による継続的な出血や、一過性の傷の出血による鉄欠乏。
3、激しい運動、激しい筋肉運動などで、赤血球が壊され、鉄分が不足する。
4、不規則な生活 夜ふかしや不規則な生活をすると鉄分が不足します。
5、 鉄分を多く必要とする、妊娠中、授乳中の女性や成長期、特に生理時の女子は、鉄分の必要量が普通よりも多く、鉄分不足になりやすい。

その予防方法として生活面では、適度な運動をすることで、ヘモグロビンが増えます。そして睡眠時間を十分に取り、規則正しい生活を心がけましょう。大切な予防法は食事で鉄分不足を予防することです。積極的に鉄分の多い食事を取ることですが、女性はだんせいよりも多く鉄分を必要としています。鉄分の多い食品として、大豆、大豆食品、鳥、豚のレバー、牛肉、マグロの赤身、かつお、いわし丸干し、あさり、牡蠣、シジミ、ひじき、もずく、海苔、小松菜、ほうれん草、春菊、プルーンなどがあげられます。又肉や魚、卵といった、タンパク質の多い食事は欠かせません。そして、鉄吸収を助ける、ビタミンC、、葉酸やビタミンB12を摂ることで鉄分不足を予防することができます。